Web3.0とは

web3.0 Web3.0

web3.0

「Web3.0」(「Web3」)とはWebの新しい進化形態といわれているものですがまだ厳密な定義はされていません。

Webの進化について私のBBTでの番組に使用するスライドを参考に見てみましょう!

Web1.0とは<情報の時代>です。

おそらく1995年頃から2004年頃までかと思いますが「情報の伝達が一方向・一方的」なもので、ホームページや検索サイトなどです。具体例としてはYahoo!などでしょう。

Web2.0とは<プラットフォームの時代>です。

現在私たちが利用しているものです。読むこと・書くことができる双方向のやり取りが可能なもので、ブログやTwitter、Facebook、YouTubeのようなSNSプラットフォームが登場し、個人が情報発信が可能になったのです。

GAFAと呼ばれるGoogle、Apple、Facebook、Amazonのような巨大なIT企業が世界の時価総額の上位を独占しプラットフォーム戦略(R)  の時代です。一方でこれらの企業に情報が集約されてしまい次第に「プラットフォーマーの横暴」やサイバー攻撃を受けた際のリスクの大きさなどの問題点が指摘されてきました。独占禁止法などの疑いや個人情報の取り扱いについても近年大きな問題となりつつあります。

Web3.0とは<分散型ブロックチェーン・トークンの時代>です。

読むこと・書くことに加えて、参加するが加わります。具体例としてはBitCoin Robloxなどがあります。Web3.0は、脱プラットフォームの動きとも言われており、すなわち「分散」が特徴となる次世代のWebです。中央集権的なプラットフォーマーが情報を管理するのではなく、ブロックチェーンの技術などを用いたデータの分散管理を行うことでデータを保存するのも、ネットワーク内のコンピューターに分散させるため、セキュリティレベルが高まりサイバー攻撃を受けても耐性が強いことがメリットと言えます。一方で個人としてはパスワードを忘れてしまったりした場合には保有している暗号資産を取り戻せなくなってしまうといったデメリットもあります。

ブロックチェーンにおいては、データの履歴はネットワークに参加しているユーザーすべてに共有されます。イメージとしては全員が同じ通帳を持っているような感じです。つまり全員が通帳の中身を見れるわけです。もちろん個人情報はわかりませんがあるIDからあるIDへ暗号資産が移動したことはわかるのです。ある人が勝手に残高を増やす改ざんをしても他のメンバーがおかしいと気が付いてしまうので認められない仕組みになっています。そしてこれらのデータはブロックに細分化されたうえで暗号化されます。情報内容全体を把握するのが非常に難しくなります。

このように多数がチェックできる状態にあり特定の会社(たとえばプラットフォーマー)を信頼(トラスト)しなくても信頼性が担保されることを「トラストレス」と呼びます。

これによって上述した特定の大企業に個人情報が集中するプライバシーの問題や中央集権型のサーバーに依存しているセキュリティの問題
単一障害点」が解決されると期待されています。

Web3.0ではこれらの問題も解決され、個人の時代が到来すると予想されています。

1 OSやデバイスに依存しない分散型のアプリ「DApps」の登場

2 データの記録・保存はクラウドストレージのサーバーではなく多数のコンピューターに分散して行われるようになる。

イメージとしてはレンタカーではなく個人間で貸し借りするUberのデータ版という感じでしょう。

例:分散型ストレージサービス「Filecoin」

3 平等な個人の時代

分散型のネットワークには中央集権的な管理組織がないため、国籍や地域・性別などを問わずアクセスすることが可能となり、平等・対等な関係で情報をやり取りすることができるようになるでしょう。まさに個人の時代が到来します。

Web3.0では特定のプラットフォームに情報が集中することがなくなり、情報が分散し「DAO(分散型自立組織)」と呼ばれるユーザー自身の組織により意思決定がなされます。メタバースはWeb3.0のひとつともいえるでしょう。

注意するべき点としてはDAOが本当に民主的に行われるのかということです。お金がある企業や個人がそれらを独占する危険性も51%問題と同様に考慮する必要があるように思えます。

 

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